本の紹介「銃・病原菌・鉄」

 一年生のみなさんこんにちは。

 各教科から課題が出ていると思います。ので、そちらでお忙しいでしょうから地理としては、提出を要する課題は基本的に出すつもりは今のところありません。

 その代わり、みなさんに読んで欲しい本や観て欲しい映画、あるいはアクセスして欲しいサイトや使ってみて欲しいフリーソフトなどを、不定期に(私の気が向いた時に・笑)紹介していきます。

 課題ではありませんから、やらなくても結構ですが、私がお勧めするのですから(会ってもいないのに信用しろというのは無理な話ですが)間違いありません。また、直接的に成績には関係ありませんし、大学入試にもこれまた直接的には効果はないかもしれません。が、人生には大きな効果があるでしょう。

 コロナ禍を経た世界は絶対に大きく変わります。今私たちは、将来の全世界の日本史、世界史の教科書に載る大事件の渦中にいます。この先の社会がどのように変容するのか、私たちの価値観がどのように変化するのか、全く見えません。だから、他の世界や歴史を学ぶことで、これからの誰も予測不可能な社会での自分の行動の指針としていただければと思います。

 学習課題が出ないと学習が遅れるようで不安かもしれません。しかしゴールデンウィーク明けに学校が再開した場合は、おそらく夏休みなどが短縮され、授業時間が確保されるでしょうから、いわゆる本格的な地理の学習はその時から始めれば良いかと思います。
 また、その後もオンライン等でとなった場合は、まあいろいろ考えていますので、ご安心を。実はパソコン上で授業をした方が、地理の地形分野については黒板を使うやり方よりずっと効果があります。

 では、私から皆さんへの「課題」は何かというと、以下のような本を読んだり映画をみてはどうでしょうか?というものです。(今日は一番読んで欲しい本だけ)

 残念ながら図書館が閉まっているので借りられませんが、本屋に行くか、あるいは通販で購入するのも良いと思います。これは買う価値のある本です。

 ジャレド・ダイヤモンド『銃・病原菌・鉄』

 なぜ白人はかつて世界各地に植民地を持てるようになったのか?
 それを理解する上で重要なキーワードが「銃」「病原菌」「鉄」なのです。今、まさに「病原菌」に翻弄されてていますよね。およみいただくと、いろいろ感ずるところも出てくると思います。

 これ、大学の先生が新入生に進めたい本で必ずベスト10に入ってくる本です。

 ではまた。このサイトは不定期に更新いたします。